アリラン・ブックトーク

ハイブリット開催、後日録画配信あり

♦はじめに♦

文化センターアリランではこれまで、毎年度テーマを定め日本と朝鮮半島の近現代史をテーマとする連続講座を開催してきました。講座では日本の植民地主義と南北の分断により歪められた朝鮮観・在日朝鮮人観をただすという問題意識に基づき、歴史研究者を招いた講義を実施し、多くの方よりご好評をいただいて参りました。

今年度の連続講座はこれまでの問題意識を継承しつつ「アリラン・ブックトーク」へと装いを新たにして開催いたします。南北朝鮮及び在日朝鮮人を主題として刊行された図書の著者・訳者をゲストとして招き、本を刊行した経緯や問題意識、内容についてお話をしていただきます。市民に開かれた図書館としての当センターの役割を果たすべく、あわせて関連する書籍の紹介も行う予定です。

本講座は対面とオンラインを併用するハイブリッドの形式で実施いたします。またチケットをご購入いただいた方には動画の後日配信も行う予定です。

ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。

 

第1回 

2023年1014日(土) 15:0017:00

真鍋祐子さん(東京大学東洋文化研究所教授)

朴來群(真鍋祐子訳)韓国人権紀行 私たちには記憶すべきことがある
(高文研、2022年)

 

第2回 

2023年11月4日(土) 15:0017:00

 愼蒼宇さん(法政大学社会学部教授)

姜徳相聞き書き刊行委員会編 時務の研究者 姜徳相:在日として日本の植民地史を考える(三一書房、2021)

 

第3

2023年12月9日(土) 15:0017:00

洪潤実さん(朝鮮大学校文学歴史学部助教)

ペク・ナムリョン(和田とも美訳) (小学館、2023年)

 

第4回 

202年1月13日(土)  15:00~17:00

中野宣子さん朝鮮語翻訳、講師

黄晳暎(中野宣子訳)囚人 黄晳暎自伝(1・2)(明石書店、2020年)

 

回 

202年2月1日(土) 15:00~17:00

宋恵媛さん(大阪公立大学文学研究科教授)

宋恵媛編越境の在日朝鮮人作家;尹紫遠の日記が伝えること:国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって(琥珀書房、2022年)
宋恵媛・望月優大共著『密航のち洗濯 ときどき作家』(柏書房、2024年)

 

第6回 

202年3月9日(土) 15:00~17:00

五郎丸聖子さん(歴史研究家)

五郎丸聖子著『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』(クレイン、2021年)

 

第7回 

202年4月20日(土) 15:00~17:00

林典子さん(フォト・ジャーナリスト)

林典子著『フォト・ドキュメンタリー朝鮮に渡った日本人妻—60年の記憶』
(岩波新書、2019年)

 

第8回 

202年5月18日(土) 15:00~17:00

渡辺直紀さん(武蔵大学教授)

『北の詩人』と林和

松本清張著『北の詩人(新装版)』(角川文庫、2022年)

 

第9回 

202年6月1日(土) 15:00~17:00

板垣竜太さん(同志社大学教授)

板垣竜太著『北に渡った言語学者:金壽卿 1918-2000』
(人文書院、2021年)

 

第10回 

202年7月13日(土) 15:00~17:00

宋連玉さん(文化センター・アリラン館長)

宋連玉著『植民地「公娼制」に帝国の性政治をみる』(有志舎、2023年)

 

第11回 

202年9月28日(土) 15:00~17:00

愼蒼宇さん(法政大学教授)

愼蒼宇著『朝鮮植民地戦争:甲午農民戦争から関東大震災まで』(有志舎、2024年)

 

第12回 

202年10月26日(土) 15:00~17:00

李栄さん(ザ・サードアイコーポレーション代表取締役)

李良枝著『ことばの杖 李良枝エッセイ集』(新泉社、2022年)

 

第13回 

202年11月30日(土) 15:00~17:00

古川美佳さん(朝鮮美術文化研究家)

金伊京著 尹錫男絵 宋連玉、金美恵訳『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト—独立運動を描きなおす』(花束書房、2024年8月)

 

第14回 

202年12月21日(土) 15:00~17:00

斎藤真理子さん(翻訳家)

斎藤真理子著『在日コリアン翻訳者の群像』(SURE、2024年10月)

 

第15回 

2025年2月15日(土) 15:00~17:00

金迅野さん(立教大学 特任准教授)

金迅野、風巻浩著『ヘイトをのりこえる教室:ともに生きるためのレッスン』
(大月書店、2023年)

 

第16回

2025年4月12日(土) 15:00~17:00

緒方義広さん(福岡大学 人文学部准教授)

緒方義広著『韓国という鏡:新しい日韓関係の座標軸を求めて』
(高文研、2023年)

 

第17回

2025年5月17日(土) 15:00~17:00

高榮蘭さん(日本大学 文理学部教授)

高榮蘭著『出版帝国の戦争:不逞なものたちの文化史』
(法政大学出版局、2024年)

 

第18回

2025年6月21日(土) 15:00~17:00

呉世宗さん(琉球大学 人文社会学部教授)

キム・スム著、孫知延訳『沖縄 スパイ』
(インパクト出版会、2025年)

 

第19回

2025年7月26日(土) 15:00~17:00

深沢潮さん(小説家)

深沢潮著『はざまのわたし』
(集英社インターナショナル、2025年)

 

第20回

2025年9月13日(土) 15:00~17:00

早尾貴紀さん(東京経済大学 教員)

早尾貴紀著『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち――<民族浄化>の原因はどこにあるのか』
(皓星社、2025年)

 

第21回

2025年10月11日(土) 15:00~17:00

野川義秋さん(自主講座・埼玉文学学校 事務局長)

鄭栄桓さん(明治学院大学 教員)

金泰生著『私の日本地図』、『旅人(ナグネ)伝説』
(琥珀書房、2025年)

 

♦参加費♦

一般:1,000円

学生/何かしらの困難を抱えている方:600円

通し券:4,000円

※通し券をお求めの方はinfo@arirang.or.jpまでメールをお送りください。

♦お申し込み方法♦

以下のURLからログインしてお申し込みください。

https://arirang.peatix.com/

◆参加方法と留意事項◆
・事前予約制となります。
・ハイブリッド開催(会場参加・オンライン配信)で、後日録画配信を予定しています。
・お申込みされた全ての方が「後日配信」を視聴いただけます。
・peatix内の「確認・留意事項」を必ずご確認いただき、お申込み下さい。