2019年度連続講座 「地域」を生き抜く――在日朝鮮人・中国人の生活と闘い

2019年度 文化センターアリラン連続講座

「地域」を生き抜く――在日朝鮮人・中国人の生活と闘い

今年2019年4月1日、外国人労働者の受け入れを拡大する改定・出入国管理及び難民認定法が施行されました。改定のねらいは、これまで限定されていた外国人の就労を「単純労働分野」に拡大し、ひろく人材を確保することであると政府は説明しています。しかしこの問題をめぐる政府の認識や巷間の議論は、外国人を「人材」「労働力」としてのみながめ、その「受け入れ」の可否を論じるものに終始しており、野党の批判の焦点もこれが「移民政策」へとつながるという側面に絞られてきました。そこには「外国人労働者」と呼ばれた人々がともに生きる人間であるという視点はきわめて薄いといわざるをえません。

しかし日本には、多くの外国人たちが「労働者」として生き抜いてきた歴史があります。その多くは近代以来、日本が植民地支配した朝鮮や台湾、また、侵略戦争をおこなった中国の人々でした。この人々は、これらの日本の支配と戦争により、あるいは生活の場を奪われて日本へと渡ることを余儀なくされ、あるいは強制的に連れてこられて労働を強いられた人々でした。そして少なくない人々は日本の敗戦後も故国に戻れず、「外国人」としてこの地で生き抜いてきたのです。いま必要なことは、こうした近現代日本の植民地・外国人労働者への政策に対する歴史的な検証、そしてこの地で生き抜き闘ってきた人々の実践を学ぶことではないでしょうか。2019年度の文化センター・アリラン連続講座は、こうした問題意識に基づき、上記講座を企画します。ぜひご参加ください。

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